第7回 乙女文楽

撮影:古屋均

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恒例となりましたひとみ座スタジオ「乙女文楽 公演」7回目を開催します。
本年は、文楽でおなじみの時代浄瑠璃の名作から2演目をお届けします。
「奥州安達原」袖萩祭文の段は、ひとみ座乙女文楽としては初挑戦。一線の女流義太夫の生演奏でお楽しみいただきます。
「義経千本桜」道行初音旅は、若手を加えた新しい配役でご覧いただきます。
かたや降りしきる雪の中、かたや満開の桜の中で繰り広げられる情趣溢れる舞台です。

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「奥州安達原」袖萩祭文の段

 父と娘の愛憎を切なく描く、時代浄瑠璃の名作

平安の世、時の帝の弟宮が何者かに誘拐され、宮の守護役である平傔仗は、責任を問われ窮地に陥っていた。事件の背後には、先頃朝廷に滅ぼされた奥州の豪族、安倍一族の再起をかけた陰謀が見え隠れする。
主を失った宮の御殿で、傔仗が切腹を迫られるところへ、娘の袖萩が訪ねてきた。袖萩は、かつて浪人者と恋に落ちて勘当され、いまは夫にも離れて物乞いに身を落とし、盲目となり果てていた。偶然父の窮状を耳にして、幼い娘を連れて駆け付けてきたのだ。必死で詫びる娘を前に、謹厳な父はけっして許そうとしない。その上詫びの手がかりにと袖萩がみせた書状から、その夫こそ安倍一族の棟梁であり、宮誘拐の首謀者と知れるのだった。
奥州安倍氏の反乱を雄大な構想で描く時代浄瑠璃の傑作。中でもこの場面は繰り返し上演されてきた。

「義経千本桜」道行初音旅

 満開の桜の中で繰り広げられる、江戸時代のメルヘン

源平合戦の後、義経は兄頼朝の不興を受けて奈良・吉野に隠れ住んでいた。恋人の静御前は家来の佐藤忠信を供に、義経を追って吉野山中にさしかかる。静御前は義経を想い、忠信は過ぎた屋島の合戦で戦死した兄の様子を物語る。が、忠信にはひとつの秘密があった・・・
肉親の縁薄く流浪する源義経と、亡き親を一途に慕う子狐のふれあいを描く物語の一場面で、文楽、歌舞伎でおなじみの詩情豊かな人気曲。

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乙女文楽とは

「文楽」はユネスコの「無形文化遺産」にも登録された日本を代表する伝統人形芝居。1体の人形を3人で操ることで、感情やしぐさを繊細に表現します。
それに対し「乙女文楽」は、1人の人形遣いによって演じられます。昭和初期に文楽の人形遣い五世桐竹門造によって誕生し、1人で遣うために、人形の仕組みと操り方にさまざまな工夫がなされています。女性ばかりで演じられる華やかな舞台もみどころです。。

ひとみ座乙女文楽

創始者桐竹門造の直弟子である故・桐竹智恵子に四十余年にわたって教えを受けて、国内はもとより世界各地で公演し、近年は子ども向けの教室の開催など地域に根ざした活動にも力をいれています。また智恵子師亡き後は2010年より文楽の桐竹勘十郎師に指導をあおいでいます。
メンバーは人形劇団ひとみ座の女性演技者です。今回は、新しいレパートリー「奥州安達原」に挑戦します。また「義経千本桜」は、静御前に若い演技者を加え、中堅とのダブルキャストでお届けします。

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出演







演奏
指導

ひとみ座乙女文楽
「奥州安達原」袖萩祭文の段
 袖萩:木俣かおり お君:亀野直美 平傔仗直方:蓬田雅代 
 浜夕:山下潤子 腰元:前島千尋
「義経千本桜」道行初音旅
 静御前:亀野直美(3日11時、4日15時) 鈴木文(3日15時、4日11時)

 佐藤忠信:蓬田雅代
 狐:鈴木文(3日11時、4日15時) 亀野直美(3日15時、4日11時)
竹本越孝、鶴澤寛也
桐竹智恵子、桐竹勘十郎

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2017年5月3日(水・祝)、5月4日(木・祝)
開演:各日11:00 / 15:00
開場:開演の30分前

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料金(全席自由)

前売 2800円

当日 3300円


チケットはお電話でお申し込みください。

現代人形劇センター:TEL 044-777-2228 FAX 044-777-3570

チケットぴあ ≫

TEL 0570-02-9999(24時間音声自動応答 Pコード456840)

モトスミ・ブレーメン通り商店街事務所

TEL 044-422-3626

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主催:(公財)現代人形劇センター

後援:神奈川県/川崎市/川崎市教育委員会/(公財)川崎市文化財団/(公財)かわさき市民活動センター/(公財)川崎市国際交流協会
   (公財)日本伝統文化振興財団/川崎商工会議所

県民局 くらし県民部 文化課 - 神奈川県ホームページ

助成:NHK歳末たすけあい配分金事業

協力:森とせせらぎネット/井田中ノ町商栄会/モトスミ・ブレーメン通り商店街振興組合/モトスミ・オズ通り商店街/川崎市民俗芸能保存協会

お問い合せ

(公財)現代人形劇センター ≫

TEL 044-777-2228

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ひとみ座第1スタジオ

◆住所

神奈川県川崎市中原区井田3-10-31

◆電話

TEL 044-777-2228
FAX 044-777-3570

◆バス

・東急東横線・元住吉駅東口より約10分
「井田営業所行」「蟹ヶ谷行」「新城行」

「井田営業所」下車徒歩1分
・JR南武線・武蔵新城駅南口より約15分
「井田営業所行」「井田病院行」「川崎駅西口行」「元住吉行」

「井田営業所」下車徒歩1分
・JR南武線、東急東横線・武蔵小杉駅東口より約15分
「井田営業所行」「蟹ヶ谷行」

「井田営業所」下車徒歩1分

◆タクシー

東急東横線「日吉駅」よりタクシー約10分

◆徒歩

東急東横線「元住吉駅」西口より、徒歩25分

・お車でのご来場はご遠慮ください。
・車椅子でのご観劇は、事前にお知らせください。