撮影:古屋均
「戦国の世、甲斐の武田信玄、越後の長尾謙信の両氏が覇を競っていた。両家の和睦のため、武田家の勝頼と長尾家の八重垣姫が婚約をとり交わすが、その後、勝頼は故あって切腹。失意の八重垣姫が菩提を弔っていると、勝頼とそっくりの男が使用人として現れる。実は切腹した勝頼は偽物で、この男こそが本物だったのだ。それと知った八重垣が勝頼と結ばれるかにみえたちょうどそのとき、父の謙信が勝頼に異国への使者を命じ、あろうことか勝頼に向けて刺客を放った。八重垣姫は父の企てを知ると、勝頼に危険を知らせようとあせり、奥庭の諏訪明神に一心に祈った。すると願いが通じたのか、神の使者である狐が姫に乗り移るのだった・・・
全体は将軍暗殺事件をテーマとする複雑な長編サスペンス劇。そのうちの華やかな人気曲
「文楽」はユネスコの「無形文化遺産」にも登録された日本を代表する伝統人形芝居。1体の人形を3人で操ることで、感情やしぐさを繊細に表現します。
それに対し「乙女文楽」は、1人の人形遣いによって演じられます。大正末から昭和初期に文楽の人形遣い五世桐竹門造らによって誕生し、1人で遣うために、人形の仕組みと操り方にさまざまな工夫がなされています。女性ばかりで演じられる華やかな舞台もみどころです。
創始者桐竹門造の直弟子である故・桐竹智恵子に1967年から教えを受け、翌68年に初公演。以来50年にわたって、国内はもとより世界各地で公演し、近年は地域に根ざしたさまざまな普及活動にも力をいれています。智恵子師亡き後は2010年より文楽の桐竹勘十郎師に指導をあおいでいます。メンバーは人形劇団ひとみ座の女性演技者です。2018年「川崎市地域文化財」認定。2019年「松尾芸能賞特別賞」受賞。
2018年秋には川崎市より<川崎市地域文化財>に認定されました。今回はそれを記念しての公演となります。
出演:
「本朝廿四孝」奥庭狐火の段
八重垣姫 蓬田雅代
「壷坂霊験記」澤市内の段(1月23日)
お里 亀野直美(11時) 山下潤子(15時)
澤市 木俣かおり(11時) 松本幸子(15時)
「壷坂霊験記」山の段(1月24日)
お里 山下潤子(11時) 亀野直美(15時)
澤市 松本幸子(11時) 木俣かおり(15時)
演奏:竹本越孝、鶴澤津賀花、鶴澤弥々
指導:故桐竹智恵子 ◇ 桐竹勘十郎
前売 3800円
当日 4000円
※チケットには、お申し込み順に入場整理番号がついております。
お電話・ファックスでお申し込みはこちらです。
現代人形劇センター:TEL 044-777-2228
主催:(公財)現代人形劇センター
後援:神奈川県/川崎市/川崎市教育委員会/(公財)川崎市文化財団/(公財)かわさき市民活動センター/
(公財)川崎市国際交流協会/(公財)日本伝統文化振興財団/川崎商工会議所/NPO法人日本ウニマ(国際人形劇連盟)
協賛:モトスミ・ブレーメン通り商店街振興組合
協力:森とせせらぎネット/井田中ノ町商栄会/モトスミ・オズ通り商店街/川崎市民俗芸能保存協会
助成: 芸術文化振興基金助成事業
TEL 044-777-2228
◆住所神奈川県川崎市中原区木月祇園町 2-2 ◆電話
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◆徒歩東急東横線・東急目黒線
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