いずれも実演付き、参加型の展覧会です

人形劇の世界、そして絵語りの世界に関する展覧会をご紹介します。

どれをとっても展示に加えて、実演や上演、体験コーナーをもっています。

紙芝居の世界展

日本の劇画とアニメの元祖

上演前に水アメを配る

紙芝居屋さん

昭和30年代まで、テレビの普及以前に子どもたちの心を捉えていたのは、街頭で演じられる紙芝居の世界でした。毎日やってくる紙芝居のおじさん。その前にひしめく子どもたちの熱い視線の先にあるのは、大胆でダイナミックな画面構成とストーリーの展開。

紙芝居の世界はその後、劇画やアニメに引き継がれて、いまや世界が注目する日本独自のメディア文化のルーツとなりました。

ここでは、街頭紙芝居の展示と実演を通して、その魅力を再発見し、さらにおとなには懐かしく、こどもには新鮮なコュニケーションを実感していただきたいと思います。

実施要項はこちらです>>>

アジアの人形芝居展

アジアのスーパーヒーローが勢揃い!

アジアの影絵芝居のコーナー

アジアでは人形芝居は、昔から祭りの場で神様とともに楽しむ娯楽として、大衆的な人気を誇ってきました。お話もおなじみの神話世界。そして人形は、神話の英雄たちがかたどられた神の宿る神聖な存在です。精魂こめてつくられた人形には、美術工芸技術の粋が凝縮されて、その土地の美意識が結晶しています。

この展覧会では、こうした貴重なアジア各地の人形を一挙に展示します。どれも、各地の有数の劇団によって、作製、または使用されていたものです。

「映像コーナー」と、「人形体験コーナー」を加えて、その生きた姿と魅力を身近に感じてもらいます。

主な開催実績

東京・アジアの人形芝居展 1988

広島・アジア国際人形劇フェスティバル in 広島 1994

大阪・ひらかた人形劇フェスティバル 1997 ほか


テレビと舞台の人形たち・展

ひょうたん島がやってくる

テレビ人形劇体験コーナー

舞台やテレビで活躍するおなじみの人形たちを、間近で見ていただける展覧会です。

見る人の創造力を刺激するデフォルメされた形、そして人形ならではの動きを可能にするさまざまな工夫など、発見がいっぱいです。

NHKテレビ人形劇「ひょっこりひょうたん島」の人形デザイナー片岡昌の作品を中心に、さまざまなスタイルの人形が大集合します。

会場内での上演や、人形づくりワークショップ、そして人形操作の体験コーナーなどで楽しさが何倍にも!


日本の伝統人形芝居展

人形芝居列島・日本への誘い

各地の三番叟を集めて

日本は昔から、世界でも有数の人形芝居大国です。そのスタイルもバラエティに富み、現在も全国約200カ所で上演活動が続けられています。

それら全国各地の人形芝居を一堂に集め、人形の展示と上演を行なう展覧会です。

江戸時代にいまの文楽の先人たちが地方公演とともに伝え各地に定着したもの、さらに古い伝承をもつ素朴なもの、明治以降の滑稽で闊達な人形芝居・・・など、さながら「人形芝居列島」ともいえる日本再発見への旅に、みなさんをお誘いします。

主な開催実績

「生きている人形芝居展」東京・神奈川・名古屋・大阪 1982年

「からくる・あやつる・いきる 〜日本の人形芝居展〜」 名古屋 1988年

「ふるさとの木偶がつどう 〜三番叟と三人遣い人形〜」三重 1994年

このページのトップへ>>>

「その他の展覧会・催事」のページ一覧