伝統人形芝居の伝承支援
益田糸操り人形後継者育成総合事業
益田糸操り人形は、島根県西部の益田市に伝わる糸操り人形です。
明治期に東京からもたらされたといわれ、「江戸糸操り人形」の最も古い形式を伝えるものとして、芸能史的にも貴重な存在。地元の有志による「益田糸操り人形保持者会」の会員のみなさんが伝承しています。
現代人形劇センターでは、2009年から後継者養成に協力し、保持者会会員を対象に、専門家を招いて行う後継者育成講座をコーディネートしてきました。
この10年で、若い世代の会員が増え、現在は、10代から70代まで幅広い年齢層の方々が参加し、年3回の定期公演の他、依頼公演、海外公演も行っています。
人形操演講座
■後継者育成講座■
本年も、人形操演と義太夫節について、次の講師陣により、年10回開催します。
人形操演: 飯室康一(糸あやつり人形劇団みのむし主宰。元竹田人形座。)
義太夫節: 竹本越孝、鶴澤駒治
飯室氏は、江戸糸操り人形を、現代人形劇に融合させた活動を全国で展開。糸操り人形を代表する演者のひとりです。義太夫節のお二人は、現在、女流義太夫の一線で活躍されています。
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