デフ・パペットシアター・ひとみ

   「稲村の火」

~ろうの子どもたちのための防災人形劇~

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全国の聴覚障害教育を行う特別支援学校における防災人形劇『稲村の火』公演が、今月からスタートします。


【防災教育で定評のある『稲村の火』】

『稲村の火』の原作は、日本文化を広く海外に紹介した小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の『生神様』(A Living God)です。それをもとに、教科書用に中井常蔵が『稲村の火』として書き換えられました。現在では、『Fire of INAMURA』として、海外で防災教育でも使われています。この防災教育としてすぐれた題材を、デフ・パペットシアター・ひとみが、ろうの子どもでも理解しやすく楽しめる人形劇にしました。


     【ろう者と災害】

現代では、情報を得るにはテレビやラジオ、インターネット等のいくつかの手段があります。耳からの情報が入ってこないということで、ろう者の得られる情報量は、聴者のそれと比べると少なくなります。事実、阪神淡路大震災以来、度重なる災害時にろう者が情報から取り残され、迅速な避難が取れなかったという事例が多く報告されています。ろう者を対象とした防災対策が必要となっています。全国のろう学校で公演を行うことによって、知らなかったことによる被害を減らすことができると考えます。


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【自然災害への関心を人形劇から】

人形劇という子どもたちに親しみやすいツールは、子どもたちにとって気構えることなく地震・津波のことを考えるきっかけになるでしょう。また、生の舞台に触れる機会の少ないろうの子どもたちにとって質の高い舞台を提供する機会にもなります。


公演期間:2008年10月8日(水)~2010年度

場所:全国のろう学校体育館(分校、分教含め104校)

内容:デフ・パペットシアター・ひとみ 人形劇「稲村の火」(30分)

   ろう者としての防災のお話(15分)


主催:(財)現代人形劇センター

協賛:ヤマサ醤油㈱、川崎市消防設備協同組合、㈱ワールドパイオニア

   ㈱損保ジャパン

助成:日本財団、芸術文化振興会

後援:気象庁、総務省消防庁、内閣府(防災担当)、和歌山県広川町教育委員会稲村の火の館、全国聾学校長会、(財)全日本聾唖連盟、国際人形劇連盟日本センター、筑波技術大学、東京大学地震研究所、東北大学工学院工学研究科附属災害制御研究センター、名古屋大学環境学研究科地震火山・防災研究センター、アジア防災センター、神奈川ボランティアネットワーク、国際惑星地球年日本(IYPE日本)、スマトラ科振費研究者グループ、(独)防災科学技術研究所、文部科学省【申請中】


【お問い合わせ】 

(財)現代人形劇センター

〒211-0035 川崎市中原区井田3-10-31

TEL:044-777-2228 FAX:044-777-3570



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