ラオスの現代人形劇とは、かねてから招聘公演やワークショップなどを重ねて、
その魅力を日本のみなさんに紹介してきました。
そして、今回初めて、両国の人形劇遣いたちが、
交互に行き来して行う共同ワークショップが実現します!
テーマは、ろう者と聴者がいっしょにつくる人形劇団の協働です。
ろう者が参加する専門人形劇団は、世界的にみても珍しい存在です。
その2劇団が初めて出会います。
劇団カオニャオ デフ・パペットシアター・ひとみ
<Part1 in ラオス>
【日 程】 1月9日(水)~17日(木)
【会 場】 カオニャオスタジオ(ビエンチャン)ほか
【参加劇団】ラオス 「劇団カオニャオ」
日本 「デフ・パペットシアターひとみ」
【ワークショップ】
10日(木)~16日(水) 共同ワークショップ
17日(水) 成果発表会(一般公開)
【その他の交流プログラム】
期間中に、特別支援学校や、子どものための施設、ラオス国立人形劇場を
2劇団が訪問し、デモンストレーションを行います。
【主 催】(公財)現代人形劇センター
【助 成】国際交流基金
<Part2 in 日本>
【日 程】 2月15日(金)~23日(土)
【会 場】 ひとみ座スタジオ(川崎市)ほか
【参加劇団】ラオス 「劇団カオニャオ」
日本 「デフ・パペットシアターひとみ」
【ワークショップ】
15日(木)~21日(木) 共同ワークショップ
22日(金) 成果発表会(一般公開)
【その他の交流プログラム】
期期間中に、聾学校や、ろう者の参加する芸術グループ等を
2劇団が訪問し、交流を行います。
【主 催】(公財)現代人形劇センター
【助 成】国際交流基金
【お問い合わせ】
(公財)現代人形劇センター
神奈川県川崎市中原区井田3-10-31
TEL 044-777-2228 / FAX 044-777-3570
Mail t-chie@eva.hi-ho.ne.jp
URL www.puppet.or.jp
参加劇団とは・・
<劇団カオニャオ>
2010年、ラオスで初めての政府により認可された民間劇団。ラオス国立人形劇場から
若手が独立して結成された。(主宰者ラタナコーン・インシシエンマイ)
ラオスの精神世界を、豊かな自然を生かして描く、独創的な作品が世界的に評価さ
れ、アジアやヨーロッパの劇団との国際共同製作を、結成以来数多く行っています。
2015年から「ビエンチャン アートパフォーマンスフェスティバル」を主催。海外か
らも、人形劇、パントマイムなどグループを招聘する国際的パフォーマーを招聘。以来
2018年まで継続して開催している。
このほか、国内では、伝統人形劇の復興活動にも携わり、また孤児院、子ども病院な
ど、社会性の強い上演活動も行う。
2015年から、ろうあ協会の依頼でろう者に向けたワークショップを開催し、翌年に
その中から有志を選抜し、劇団カオニャオ内に「カオニャオ・デフ」を創設。以来活動
を継続し、ろう者の参加による、新しい人形表現を模索している。
<デフ・パぺットシアター・ひとみ>
1980年、現代人形劇センター内に結成される。ろう者と聴者が協働し、ろう者の豊か
な感性を得て新しい人形劇の創造をめざしてきた。作品の特色は、音声言語に頼らず、
遣い手の身体も駆使した視覚的な表現にある。また音楽に関しても、聴こえない人も体
感し、見て楽しめるように、民族楽器や、手作り楽器を多用した音作りにも特色があ
る。世界でも珍しい職業劇団として、結成以来全国650地域、3000ステージの上演を行
っており、観客対象も子どもから大人まで幅広い。
また、セリフの少ない視覚的舞台は、世界から注目され、アジアからヨーロッパまで
各地で公演を行ってきた。