デフ・パペットシアター・ひとみ「百物語」

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ドイツの名作文学を舞台化!
モノと身体の 視覚的人形劇
ろう者と聴者の人形劇団が贈る、愛と魔法のファンタジー

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年に一度の大みそか、この水車小屋では決まって誰かが命を落とす。
おかしいことだと分かっていても、誰もそれを変えられない。
今日の自分が生き残るために、そして水車小屋の親方が与えてくれる【魔法の言葉】の力に魅せられて。
これは、少年クラバートの成長と職人たちの友情、そして強大な力に立ち向かう愛を描く物語。
言葉の力がものをいう魔法の世界でクラバートが選び取ったのは―――


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ろう者と聴者が共に活動する人形劇団として1980年に発足。お互いの感性を融合させた、セリフに頼らない独自のスタイルを展開する。

デフ・パペットシアター・ひとみ - Deaf Puppet Theater Hitomi≫

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原作:オトフリート・プロイスラー『クラバート』中村浩三訳(偕成社)
オトフリート・プロイスラー『クラバート』中村浩三訳(偕成社)

 

脚本・演出:扇田拓也(空 観)
人形美術:榎本トオル 本川東洋子
舞台美術:杉山至 
音楽:やなせけいこ 
照明:木藤歩
舞台監督:山本幸三
舞台監督助手:鈴木文
演出助手:岸野健太(てがみ座)
美術進行:小倉悦子
美術・人形製作:人形劇団ひとみ座アトリエ
ろう表現監修:那須映里 
宣伝イラスト:4co
宣伝美術:郡司龍彦
出演:榎本トオル 鈴木文 やなせけいこ(以上デフ・パペットシアター・ひとみ)
   鶴田理紗(白昼夢) 本間智恵美* 森岡見帆* *…Wキャスト


脚本・演出:扇田拓也(空 観)

1976年東京生まれ。演出家、俳優。96年にヒンドゥー五千回を旗揚げ、18年の最終公演と同時に「空 観」と改名し活動。てがみ座、日生劇場ファミリーフェスティヴァル、名取事務所などの外部公演にて海外の翻訳劇から日本の書き下ろし作品まで幅広く演出として携わる。近年の主な演出作品に、人形劇団ひとみ座「モモ」、市民と創造する演劇「地を渡る舟-1945/アチック・ミューゼアムと記述者たち-」、「カミサマ ノ 本棚」、趣向「べつのほしにいくまえに」、日生劇場ファミリーフェスティヴァル「ムーミン谷の夏まつり」、「チムガナサン~不思議の島の空のその先~」、趣向「パンとバラで退屈を飾って、わたしが明日も生きることを耐える。」など。

人形美術:本川東洋子
2011年人形劇団ひとみ座に入団、アトリエに所属。2022年3月にひとみ座を退団後、宮城県に拠点を移し造形活動を行っている。
主な美術活動
人形劇団ひとみ座「幻想人形芝居怪談」「岸辺のヤービ」「どろろ」「はれときどきぶた」「おしいれのぼうけん」他
デフ・パペットシアター・ひとみ「河の童」「百物語」
2024年宮城県芸術祭彫刻の部奨励賞


舞台美術:杉山至
セノグラファー(舞台美術家)
1966年東京生まれ神奈川育ち。国際基督教大学(ICU)卒。在学中より劇団青年団に参加。大学卒業後、早稲田大学建築学校(現・早稲田大学芸術学校)にて建築を学ぶ。2001年度文化庁芸術家在外研修員としてイタリアにて研修。近年は青年団、俳優座、名取事務所、あはひ、サンプル、デラシネラなど、演劇/ダンス/ミュージカル/オペラ等幅広く舞台美術を手掛ける。セノグラフィーと地域を考えるワークショップも多数開催。2014年・第21回読売演劇大賞・最優秀スタッフ賞、2022年・第30回読売演劇大賞・優秀スタッフ賞受賞。舞台美術研究工房・六尺堂ディレクター、女子美術大学非常勤講師、NPO法人S.A.I.理事、二級建築士。芸術文化観光専門職大学(兵庫県豊岡市)准教授。

照明:木藤歩
愛知県出身。日本大学芸術学部演劇学科照明コース卒業。 在学中より小劇場で活動を始め、照明デザイン会社勤務ののちドイツに渡り、2008年度文化庁新進芸術家のための留学制度研修生としてベルリンのアートハウスにて研修。劇場ではない場での公演のデザインを多く手がけ、空間の持つ力と共演する照明をめざすとともに、舞台芸術や光そのものに親しむためのワークショップ活動も展開中。劇団サンプル、マレビトの会、倉田翠作品等様々なタイプの演劇作品に関わり、近年では岩渕貞太、小暮香帆、関かおりなどコンテンポラリーダンスや、出身地豊橋のとよはし芸術劇場PLAT「市民と創造する演劇」、キラリ☆ふじみ「モガ惑星」など公共劇場主催公演も多く担当。最新作はデフリンピック関連企画である、ろう者と聴者が遭遇する舞台作品「黙るな 動け 呼吸しろ」。2020年より日本大学芸術学部演劇学科非常勤講師。

ろう表現監修:那須映里
手話エンターテイナー/役者
デンマークのリーダーシップ育成機関Frontrunnersで日本人として初めて入学しリーダーシップや表現について学ぶ。帰国後は手話エンターテイナー、役者、国際手話通訳など活動。2022年フジテレビドラマ「silent」出演。NHK 「みんなの手話」・「手話で楽しむみんなのテレビ」など出演中。ACジャパン 2024CM 「決めつけ刑事」手話出演。舞台手話演者としてもミュージカル「ピーター・パン」をはじめとする複数の舞台に出演する。


出演

榎本トオル(出演/人形美術)

ろう者。山形県出身。1991年、デフ・パペットシアター・ひとみ入団。以降劇団すべての作品(13作品)に出演し、美術・舞台監督等も兼任。他団体での活動も多数あり、1994~2014年風の市プロデュース(庄崎隆志主宰)にて安元亮介氏と共に舞台美術に携わる。2017~2021年「SLOW MOUVEMENT」参加・出演(主催:NPO法人SLOW LABEL)。2020年 東京パラリンピック閉会式参加。2023年 NHKドラマ「デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士」出演。2025年東京ろう国際演劇祭「100年の眠り」(小野寺修二演出)出演。人形美術として参加するのは本作が初の試み。ろう者としてのアンデンティティや俳優の身体性を生かした目線で、新たな人形劇表現を目指す。

やなせけいこ(出演/音楽)

愛知県出身。人形劇俳優・音楽家。ろう学校の音楽教師を経て1980年デフ・パペットシアター・ひとみの創立に参加。以来、ろう者との協働を通じ、視覚的にも楽しめる舞台音楽の作曲・演奏を数多く手掛ける。自身も人形遣いとして作品に出演しながら、舞台上で生演奏を行うスタイルで知られる。「百物語」(2022)では民族楽器や台所用品を多く取り入れ、杉浦日向子原作の奇妙で温かい世界を視覚的・音響的に表現し、高い評価を得た。アジアやアフリカなどの民族楽器や創作楽器を用い、音を耳だけでなく全身で感じるワークショップも積極的に行っている。本作品でも出演・音楽を担当する。

鈴木 文

東京都出身。1999年人形劇団すぎのこで人形劇を始める。2003年人形劇学校パペットアークで学び、卒業後とらまる人形劇団で活動。2008年にデフ・パペットシアター・ひとみに入団。以降すべての作品に出演し、現在は舞台監督も兼任する。伝統人形芝居ひとみ座乙女文楽のメンバーとしても活動しており、伝統~現代の人形劇で得た幅広い感性を持つ。

鶴田理紗

俳優。劇団「白昼夢」のメンバー。
舞台を中心に活動しながら、近年は個人ユニット「私は少し静かにしてるね」で作品制作も行う。2023年より人形劇を始め、「デフ・パペットシアター・ひとみ」に参加したり、自身でも人形劇を制作中。https://www.risa-tsuruta.com/
(写真撮影:稲川悟史)

森岡見帆

難聴者。パフォーマー。2020年より一般社団法人ダイアローグ・ジャパン・ソサエティでサイエンスアテンドを担当。『囚われのキミは、』、『クラウンタイム2024』、オムニバス公演『恋愛』等の舞台に出演。

本間智恵美

ろう者。デフアクターズ・コース第1期生。役者として手話モデル、舞台等で活動中。
「幸せのいれもの」(20年'三越劇場)、「恋文」(24年'三越劇場)、子供たちとアンドロイドが創る新しいオペラ「Super Angelsスーパーエンジェル」(21年'新国立劇場オペラパレス)ホワイトハンドコーラスNIPPONの助演として出演。現代手話演劇「ロン毛/頭の近く/クルっと返す/片手のしぐさ」(24年'西日暮里5005)、映画「LISTEN」(2016)など出演。

 

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2026年

 3月27日(金) 15:00 ◇
 3月28日(土) 11:00◇/16:00◇
 3月29日(日) 11:00◆/16:00 ◆

 ◇…森岡見帆 ◆…本間智恵美

 

※開場は開演の30分前 ※各回アフタートークを予定

 

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料金(全席自由)

前売  一般3800円 18才以下1500 円
当日  一般4300円 18才以下2000 円
友の会3500円
団体割引料金(5人以上) 3000円
3歳以下膝上鑑賞無料。
介護者同伴・車いす席希望他、サポートが必要な方は劇団までお問い合わせください。

 

チケットのご予約

現代人形劇センター:TEL 044-777-2228 FAX 044-777-3570

 

チケットぴあ ≫ 
Tel.0570-02-9999 Pコード538693

 

お問い合せ

公益財団法人現代人形劇センター >>>

TEL 044-777-2228 FAX:044-777-3570

 

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主催:(公財)現代人形劇センター/(一社)全国専門人形劇団協議会

後援:(一財)全日本ろうあ連盟/(公社)東京都聴覚障害者連盟/(一社)神奈川県聴覚障害者連盟/

   NPO法人川崎市ろう者協会/NPO法人国際人形劇連盟日本センター

助成: 文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術等総合支援事業(公演創造活動))|独立行政法人日本芸術文化振興会

    アーツカウンシル東京【芸術文化魅力創出助成】("Puppet Arts Festival in Tokyo"参加プログラム)

   (一財)あすたむ舎


企画・制作:(公財)現代人形劇センター

 

Krabat by Otfried Preußler
Copyright © 2007 by Otfried Preußler
Japanese language live stage puppet performance rights licensed by Bühnenverlag Weitendorf Gmbh, Hamburg, through Tuttle-Mori Agency, Inc., Tokyo

 


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シアター・アルファ東京

東京都渋谷区東3-24-7 イーストギャラリーB1F

 

恵比寿駅徒歩3分
センサリールーム設置あり 
※お芝居のなかの光や音、劇場内の環境に不安やストレスを感じた方が、客席を離れて心身を落ち着けるためのお部屋です